死ぬほど嫌なこと

19日の土曜日に高校の関西同窓会があり出席してきました。
母校は函館市立東高等学校で、数年前にもう一つの北高校と合併して、今は母校の名前が無い(今の名前は私はわからん)のですが、20年近く前、まだ東高校がそのままの名前であったとき、関西でも同窓会を開催しましょうと幹事が呼びかけてくださって(その呼びかけてくれた幹事のI上さんは偶然小学校で隣の席だった!)、懐かしくてそれ以来年に一度の同窓会に顔を出します。
大先輩に混じって、私は若い方???なのです(爆)。
その若い方の私の同期が19日は5人出席しました。
全員でたぶん30人くらいの中の5人ですからスゴイ派閥!

で、その同期の中で、高校2年の時に同級生だったM本さんが話したことに、同じテーブルのみんなが考えさせられました。
というのは彼女の友人が少し前に自殺したのだけれど、定年退職して家にいる旦那さん宛にあった遺書に「貴方の食事を毎日3食ずっとずーっと作るのが私は苦痛でたまりませんでした」と書かれていたというので。
うーん。
定年退職して9ヶ月くらい経ってのことらしいです。
これ、他人事ではありません。
同期の中のD海君は「だけど、尾川さんだって、一人でいても家で3食食べるでしょ?」と言ったもんで、女ども皆んなに「袋」にされました。
何にもわかっとらんのね。

女が家で一人で食べるものと、夫に食べさせるものと、内容が違うんよ。
たった一人でお昼に食べるなら、コーヒーにトースト一枚だけ、とか漬物とご飯だけとか、おかずの残り物がなくとも最悪ふりかけでも卵かけご飯でもいいし。
あ~、そうそ、ご飯にお醤油まぶしたオカカのせて、さらにその上に目玉焼き(卵1個)のせて「目玉焼き丼」なんて味噌汁付きで、ほとんど猫まんまだけど、うま~~って、“笑っていいとも”見ながら一人、あはは、それ私のご馳走のうちです。
ご飯が残ってないときは、小麦粉でテキトーなホットケーキ焼いてみたり、なんでもお腹に入ればいいやというようなもので。
しかし、夫がいるときはハムでも野菜炒め付けたり、豚肉の生姜焼き作ったり、まあ定食屋のメニューみたいなかんじにしてます。

だから、わかりますよ。夫のために3食ずっとずーっと作り続けるのが苦痛というかんじ。
(あ、ウチはよく外食します。週に1回は。毎日居酒屋のように色々料理並べるのはシンドクなるので息抜きに)

あとね、たぶん。これから先は想像です。たとえば、我が家では休みで夫が家にいるときに私がどこかへ行こうとすると、夫はなにげに「で、何時に帰る?」と訊くのね。
近くの図書館とか美容室とか、ほんとにちょっとその辺に出るときでも。そんなに深い意味なく、たぶんなにげに訊くんだと思うのだけど、訊かれた方はプレッシャーになるのです。
約束した時間に帰らなあかんかと、マジで思うのよ。
(うるせ、何時でもええやろ、メシの時間までには間に合うように帰るわ)と言いたい時もあるけど、ま、一時間くらい遅めに予定時間言っておいて、私はそれまで自由だ~とばかり必要もなくウロツイテから帰宅します。そういう小さな事が、束縛されているみたいで、真面目な人ほど精神的な負担になって、鬱になってしまったのでしょうか。

そういえば、7歳年上の友人が話すのには、彼女の夫(定年退職後)は毎日夕方「もうお風呂焚いてもいいやろか」と彼女に訊くというのです。「あかん、と言うわけないやろ、私にいちいち許可を取らんでも、勝手に沸かしたらいいやろ、と毎日イラッとする」と言ってました。
お風呂を焚くといってもボタンを押すだけなんですがね。
これなども「何時に帰る?」と同様で別にそれほど真剣に訊いているのでもないんですよ。たぶん。

あれ、しかし、ちょっと待ってよ。
よく考えたら、ウチでは「風呂に入っていいか?」と訊く。
それは「風呂上りにビール飲むけれどもうメシのしたくはできてるんか?」ということなのよ。
↑の友人の夫の「お風呂焚いてもいいやろか」もそういう意味か?!

なるほど。
かくも毎日そのようなことが夕方5時6時に起こったならば……。特にそれまで相手が遅い帰宅で夕飯も家ではお茶漬けくらいでOKだったというお宅なんかであれば、定年後、いきなり傍にいて、3度3度メシを作らんならんようになるってすごい変化で負担だわ。たまに食べにいこか、ということもなければ「私は飯炊き婆ぁか?」と切れてもおかしくない。
(15年くらい前の暑い夏休みに、夫があまりに「ビール、ビール」と私の顔を見るたび言うので「私は自動販売機ではありません! 冷蔵庫から自分で出して飲んでください」と怒ったことがあったな。
そういうことよ。男どもは自分で動かず自分の前に欲しいものが並べられるもんだと思っているから。それ以来、ウチは休みの日は自分で冷蔵庫から出すけどね。だから喧嘩することも必要なんだよね)

私もあと2年で夫が定年。どないなるんやろ。
夫婦の距離。これからの課題です。

最後に、同窓会は毎回くじ引きでお土産があるのですが、私は今年「はこだてワイン」を貰って、うれしいけれど重い重い。それなのに欠席だった同期の一人が仕事で京都にいるので、同期の二人(家が茨木と京都の二人)は彼女と落ち合うのにこれから京都へ行くというのですよ。誘われたけれど、私は無理。
地下鉄の谷町6丁目の駅上の会館から家までなら40分なのに、京都は2時間、しかもワインが当たった私。そんなものぶら下げて嫌や、行かれへん。せめて梅田というならともかく。

ということで、解散した後、つまらなく一人で上本町近鉄百貨店でちょこっとうろつき、明るいうちに帰宅した私でした。
(遅くなってもいい日だったのに。とほほ)



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テーマ : 日記
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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