大阪女性文芸賞流・下読み

今日は大阪女性文芸賞に応募された作品はどのように選考されていくかをお話しいたします。
参考になさってください。
ただしあくまでこれは大阪女性文芸賞流です。他の文学賞はこの通りではありません。

応募作品は、まず本部で封筒を開け、作品と個人データの書かれた用紙に受付番号を付けます。
タイトルと個人データの書かれた用紙は、受賞が決定したときなどに連絡するために作品とは別に保管いたします。
応募した小説の本体はタイトルと本文のみで、名前が書かれている場合は名前を墨で判らないように消し、それで下読み(候補作まで選考する者)に回します。
つまり学歴がたとえ東大卒であろうと、過去にどんな受賞歴があろうと、他でどんな活躍をした方であろうと、下読みの知人であろうと、判らないよう、公平にするためにそうしております。
ですから、略歴などの用紙と、作品の冒頭の両方にタイトルは付けてください。
そしてパソコンなどで印刷の場合タイトルの字は本文よりは大きめにしてください。

さて、次にそうした原稿はまず大きな箱・数箱に集めます。
そして順次下読みの皆さんへ一人に一回5~7作を発送します。
またキャスター付きの旅行かばんに作品をギューギューに詰めて、選考のために下読みが集まる会議の場所へ持って行って手渡しもいたします(だから作品を紐でとじていただかなくてはこまるのです)。
下読みたち(およそ10人)は週に一度会議をしながら作品を落としていきます。
ただし、たった一人が一回読んだだけで落としたりはいたしません。
どんな作品でも最低二名の下読みが目を通して落とします。
すこしでも「残そう、もう一人か二人に読んでもらおう」という作品は残します。
そうして会議をしながら意見を交わしながら、落としたり、残したりしていきます。
小説の評価というものは、読み手によって違います。
ですから毎回かなり激論をたたかわせながら進めて行きます。
候補作にしょうかどうしようか、というような作品は下読み全員が読み、最後に投票で決めます。

応募総数から候補作5作にしぼるまで、そのように時間をかけて決めていきます。
応募者は早く結果が知りたいでしょうが、それが大阪女性文芸賞流です。
書く方々も一生懸命書いたのでしょうから、読む私たちもそれに応えて命がけ、というような気持ちでやっています。
毎回一人で100作は読むと思います。
たいへんなことですが、それでも佳い作品にめぐりあえたら、幸せな気持ちになるものです。

ご応募お待ちしております。



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テーマ : お知らせ
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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