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現在、なぜその作品か

下読みしながらの感想を続けて書きます。

応募作品の中には、
背景になる時代が微妙に現在とズレているものがあります。
歴史小説、時代小説などは別です。かまいません。

今回お話したいのは、
微妙に5年、6年、あるいは10年、時代があきらかに以前のものです。
風俗や事件がはっきりと今からすこし前のものが、
そのまま描かれていて、その時代のままで終っている作品が毎年あります。

5、6年も時間が経過すれば、流行も考え方もずいぶん変わります。
その時代ではそれでよかったでしょうが、
ほんの少しの時代の違いで、
常識が変わるということがあるのです。

なぜそれを現在そのまま応募作にしてきたか、と思います。
背景を現在に直しても充分通じるものならば、
その時代背景は現在にしたほうが古く感じないのに。
あるいは、
時代が違う部分が多くても、
現在の主人公というものが作品にきちんと出ていて
なぜこの時代を書かなければいけなかったのか、が、
読者に納得できるようにしたらよいのに、
と、もったいなく感じます。

賞金があって、それを目指して応募されるというからには
その作品で勝負を挑んでこられたと思います。
なぜ、その作品なのか、
なぜその時代なのか、
書き残しておきたかった、という個人的動機だけではない
賞をめざす計算も、
必要なことではないかと思います。




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テーマ : 雑記
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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