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真夜中に入った留守電

朝、夫を仕事に出してから二度寝して(毎日夜遅くまで起きているので、もう1回寝る…)、
いつものようにゆっくりした時間に起きて、ぼんやりとケータイを見ると、
今日の深夜にケータイに一本間違い電話が入っていて、
出ないのでそれが留守電にきりかわって、声が録音されていた。

「おかあさん…だけど…、私、倒れてしまった、出来るだけ朝早くに食べ物を持って来て、お願い、できるだけ早くに来て」
老人の声で、息も絶え絶えだった。
記録されている電話番号は近畿ではない、たぶん関東か東北のまったく見知らぬ家の電話番号。

どないしよう、と思った。
今までもなぜか私のケータイには間違い電話がしょっちゅう入り、
「ママ?早く帰ってお腹が空いた」とか
「ズボンの裾あげができあがりました」とか
「すみません、電車が遅れていて会議に遅れます」とか
いろいろ留守電に入っていて、間違いの内容によって重要らしいときには、間違えてかけた旨を知らせていた。

しかし今日はレベルが違うので、困り果てた。
一応その電話にかけてみたが誰も出ない。
倒れて死んでしまったのならどうしよう、まだ息があるなら、私は見殺しにはできないし。
いたずら電話には思えない声だった。
30分ほど、どうしたらよいか悩んだ。

それで、ふと気が付いて、住所録作成に使うものをだしてその電話番号で大まかな住所を調べ、該当する町の町役場のHPを見て、載っていた行政の相談員宅の電話に連絡を入れた。
それで警察にも連絡するよう言われてその町の警察にも事情を入れた。

電話番号からその御宅がわかったらしく、役場と警察の双方からそこへ行った。
その結果、……。
心配することはなかったそうである。
認知症のお婆さんが、ときどき息子さんへ深夜に電話をかけるということだったらしい。

ひとまず、生死にかかわっていなくてほっとしたが、
あとで、複雑な思いがいつまでも残った。
どんなに立派な人でも、世話になった人でも、そういうことになることがある。
私の夫の血筋にもそれがある。
私の行く末もわからない。
ともかく、なんだか朝から大騒動だった。



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テーマ : 日記
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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