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「細雪」雪子の結婚相手と函館

昨日「細雪」上映会へ行って、なぜか見ている間中、涙が止まらなくなった私が、帰る道々友人と、原作では、下痢が止まらなくなったヒロイン雪子を描いたまま小説が終わることで話が盛り上がった、と書きました。

その後、雪子のモデルである重子(谷崎潤一郎夫人松子の妹、森田家三女)のことをちょっと調べて、面白いことを知りました。
小説では「御牧実」になっている雪子の結婚相手は、実際は渡辺明という旧津山藩主の子息で、その祖父はなんと第11代将軍・徳川家斉(子供を53人作ったという)の14男・斉民。斉民は養子に行って津山藩を継ぎ、そのため幕府は津山藩に5万石加増、ただしこの斉民はなかなかの人物で幕府が倒れた後の徳川宗家を継いだ幼い田安亀之助(徳川家達)の後見人として養育にあたった人物なのです。
ひゃ~、面白いなー。

で、その渡辺明はちょうど谷崎が「細雪」を書いている途中、仕事を変わって、北海道の函館にある「函館船渠会社」の現場監督として行っているのです。
函館船渠会社というのは「函館どつく」です。あれ~~っ!。
そこへ細雪の雪子のモデルであった重子を一緒に連れて行こうとするのですが、谷崎も松子夫人も当の重子も反対、戦局が悪化していく昭和19年から20年にかけてのことで、明は「北海道は安全」というようなことを言うのですが結局単身赴任のまま、戦争が終わり、また仕事を変わるまで、結局一人で函館にいたのです。

いや~、まあ、ただ函館にいた時期があるって話だけなんですがね、私としては驚き! 新鮮! 「細雪」がものすごく身近に感じました。
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テーマ : 日記
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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