訃報

11日の夜に、高校時代の友人の1人が亡くなっていたというメールを頂きました。
亡くなったのは4月の末だったそうで、知らせてくれた友人も詳しくは分からないという話です。

30年以上も会っていない男友達でした。
高校の1年と3年の時に同級で、当時、ほんとうにバカなことばかりしてみんなで騒いでいました。

彼の家は学校から歩いて20分くらいのところで、ちょうどそのあたりには地方から来ている生徒の下宿もあって、その下宿には男女色んな子がいたので、アチコチそれぞれの友人の部屋に家から通学している生徒も遊びに入っているうちに、いつのまにか集まって宴会もどきをしたりどんどん不思議な人間関係ができたのでした。
その下宿には私の今なお親友のS藤T子が下宿していたのです。
彼もどこかの男友達の部屋を訪ねているうちに、移動して、T子の部屋へ来たりしていたのです。
色気があって色気のない、その年頃でしかできないような付き合いをしました。
人の善いやつで、義侠心にもあふれていて、だから友達としてあんがい頼りになりました。

バカは卒業してからもよく集まってやりました。
高校を卒業してから、彼は東京へ、私は札幌へと離れましたが、たまに上京するときに電話をして会おうと言って会えなかったことはありませんでした。
「めったに会えないからよ」と、すこし無理をしても会う時間、というか一緒に飲む時間を作ってくれました。

最後に会ったのはT子が結婚するほんのすこし前です。
T子の実家の近くの大沼へ、彼ともう1人現在はスチールカメラマンとして活躍しているM長Y夫と私の3人で行って、4人でご飯を食べたりドライブしたりお茶飲んだのが最後でした。
あの後、私も結婚して大阪へ来て、彼は実家ごと関東へ引っ越して、連絡先が分からなくなってしまったのでした。
それでも十年ほど前に、彼と親しくしているという昔のクラスメイトに電話番号をきいたので、一度電話をしたのですが不在で、伝言を残したものの、彼からの連絡はなかったのです。

ガンだったそうです。
そうか、あいつはもういないんだ。
すっかり忘れた昔のアレコレ、バカな事(詳細はここでは書けない)を思い出して、この3日間、泣いて笑ってまた泣いていました。
T子にはなんだかすぐに電話もできず、ようやく先ほど電話をして知らせました。

H野K貴くん、おかげで面白い青春を過ごせた。
ありがとう。
心からご冥福をお祈りいたします。










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テーマ : 日記
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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