鐘23号初校ゲラ

第28回大阪女性文芸賞の受賞作掲載誌『鐘23号』は2月25日ころに出来上がります。

その初校ゲラが数日前に印刷所から届き、受賞者二人に校正をしてもらっているところです。
(昨日ゲラが二人に届いた頃かと思います)
昨年並みで順調です。

鐘23号
●第28回大阪女性文芸賞選考過程
●受賞作「ゆらぎ」作者・片岡真
●佳作「透明になった犬の話」作者・片島麦子

上記の内容が掲載されます。どうぞみなさまお楽しみに。
なお第28回大阪女性文芸賞贈呈式(授賞式)は2月27日に大阪弥生会館で午後から行われます。




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子供の頃のお正月

昨日ハワイアンロミロミのお店に行ってモミモミしてもらった後、お茶をいただきながらふと世間話。
そのお店は31歳の女性のオーナーが一人でやっているお店で、大掃除のお話から年末年始のお話になって、昔はお正月を迎えるということがどこの家でも一大イベントだったという話をして、その中で、「元旦にはサラの下着を着たものだった」と言ったら、「え~っ、それ北海道だけではないですか?」と驚かれました。

世代の違いかと思いましたが、ちょっと自信がない。
もしかしたら北海道だけだったんだろうか。
そう思って帰宅してからグーグルで検索してみたら、出てきたので、どうも北海道だけのことではなく、昔は一般にそうしていたような気がします。

我が家では、「元旦はお掃除はしない日で、怒ってもいけない日」でした。
新年の神様をむかえるハレの日で、だから掃除も洗濯もとにかくケ(日常)の日にするようなバタバタした事をしてはいけない日で、その日は神様とともにお酒を飲んでご馳走を食べてニコヤカに過ごす日というような感じでした。
それで怒られそうなことをしたり姉弟げんかしそうな雰囲気になると「今日はお母さんをお願いだから怒らせないでちょうだい!」と言われました(充分鬼のような顔をしていましたがね。あはは)。

そうだ、泣いたり怒ったりだけでなく、不吉なことを言ったりしてもダメでした。
一年の計は元旦にありで、元旦にそんなことを言ったりしたら、今年一年そんなことになる、というような事をよく母は言っていましたね。

とにかく元旦の日は朝起きたら、新品の下着を着て(服も新品のヨソイキだったり)、それでまずは「おはよう」ではなく「あけましておめでとう」を家族で言い合い、お神酒をあげた家の神棚に向かって父を先頭にパンパン拍手を打ってお参りをして、そのあとは仏壇の前で手を合わせました。

それでそのうち特に親しい親戚などが順繰りにやってきて、遅くまで飲んで食べておりましたね。
我が家は北海道で、重箱に詰めた「おせち」というのはなくて、足つきの黒塗りの「お膳」に一人分ずつ色々なお皿に盛りつけたお正月料理がのるのでした。
必ずあったのは「焼鮭」、鮭やハタハタなどのお魚を麹と人参と大根などの野菜をちょっと入れて自然発酵させた飯寿司(いずし)」と「お煮しめ」「黒豆」大根と人参の紅白「ナマス」我が家は数の子ではなく「筋子」。細切りのこんにゃくと人参とたら子がバラバラにまぶされた煮物。
あと函館独特のお正月料理だったらしい鯨の脂身の入った煮物というか汁物「くじら汁」(これは苦手だったな~。人気が無いので中学くらいには止めた。鯨が手に入りにくくなったのかも)。
他にもあったと思うけど忘れました。
「飯寿司」と「くじら汁」はご存じない方のためにクリックしたらどのようなものか分かるサイトに飛びます。
こういうものを4、5日食べ続けました(最後は飽きた、だいいち子供にはおいしいとも思えなかった)。

ところで北海道ではお正月前の大晦日12月31日に「年越し」という行事で、そのお正月用のお料理を食べました。
家族が広間に全員揃って、テーブルではなく足つきのお膳にのった正月用のご馳走(+お刺身と茶わん蒸などもつけて)を食べながら、年を越す儀式というかお祝というか、宴会ですな、をしました。
具体的にいえば、家族が一人ずつその年の良かった出来事や来年の抱負などを言ったり、子供たちは祖父母や両親にその年にした目立った良いことを取り上げて褒めてもらい、喜んだり照れたり、また余興のように歌ったり芸を披露しました。
子供も祖母が漬けた梅酒をサイダーで割ったりしたものとか飲みました。
私なんざ、日本酒をお猪口でちょこっとね。その日ばかりは無礼講。
子供心に日本酒はうまい!と思いました。
堅物にしか思えなかった祖父がメチャクチャ粋な小唄を歌ったので驚いたこともありました。
(若い時は芸者さんと遊んだりして祖母を泣かせたらしい)
夕方から始まってそれらをNHKの紅白の前にやり終えました。
お年玉もその時にもうもらいます。
ご馳走食べて(好きだった茶碗蒸し子供は2個ずつ食べましたね。なぜか我が家では栗の甘露煮が入っていました)お酒飲んでお年玉もらって、最高でしたわ。

みつ豆のようなデザートもあったし、お腹いっぱいで、「東京では大晦日は年越し蕎麦というものを食べるらしい」というんで、こんなにご馳走食べた後でさらに東京の人はお蕎麦まで食べるなんて、すごいなーと感心しました(東京ではご馳走は正月まで食べないとは知らずに)。
それでそのうち年越し蕎麦を我が家でも夜12時直前に無理やり食べるようになりました(笑)。

「年越し」は青森でもするようなので、北海道だけではないようですが、大阪ではまったくしないので、結婚したときに大晦日があっさりでびっくりしました。

ともかく、年末から年始にかけて大変でした(それは大阪でも)。
しかし、いつの間にかずいぶん簡単になって、しないことも増えました。

たしかに、めんどくさいことだったけど、とても懐かしい、今となっては私のいい思い出です。




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今年の仕事納め

今日で川西市立緑台公民館での文学講座が終了。
みなさん熱心に聴いてくださるので話す方もやりがいがありました。

3回目の今日取り上げた作家は三島由紀夫で、最期の部分、自衛隊の市谷駐屯地のバルコニーで自衛隊員たちを前に決起をうながす彼のアジの内容を話しているところで、なぜか私のマイクが普通にきちんと使っているのにハウリングを2回も起こし、マイクをはずして「そういえば三島の光景をテレビ中継で見た作家の野上弥生子はあとで『三島さんにマイクを差し上げたかった』と言われたらしい」などと話しましたが、そこまでなんでもなかったマイクが突然2回もハウリングを起こし使用できなくなったので、なにか因縁めいて妙な感じがしました。

ところでその公民館は能勢電鉄に乗って平野という駅で降りるのですが、ちょうど紅葉の季節、周りの景色がとてもよくて、デジカメ持って来ればよかったと思いながら、デジカメ持参で出かける習慣がないので、毎回あーまた忘れたと残念に思う私でした。
またこの講座に行くのにはほかにうれしいおまけがあります。
平野駅には小さなコンビニが改札口の横にあるのですが、そこで地元の野菜が何点か生産者の名前入りでとても安いお値段で並べて売っているのです。
1回目は秋ウコンの乾燥したものが400円で売っていて買いました。
2回目と3回の今日は葉付き大根が60円。
柔らかくてきれいな葉っぱで、とにかく葉っぱが食べたくて買いました。それでその葉っぱの付いた大根持って梅田の阪急百貨店と大丸百貨店をはしごして帰って来ました(笑)。
この葉っぱ、さっと茹でて、細かく切ってフライパンでゴマ油でぱぱっと炒めて味は塩コショウして卵を入れてとじて食べるのが好きです。ほろ苦くておいしい。ビールに合う。
あとお味噌汁に大根と油揚げと一緒にこの刻んだ葉っぱを入れてもおいしい。
厚揚げと煮浸しも。うふふ。

今年の私個人としての仕事はこれで終了。
(大阪女性文芸協会代表としては鐘23号のゲラが届いたり、広告のデータをもらったり、協賛金をいただくお願いにご訪問したり、まだいろいろありますが)

さて、明日は自分にごほうび。
近所でやっている「ハワイアンロミロミ」という全身オイルマッサージが今月は15分延長サービスなので、75分のコースを予約しました。
コリを揉みほぐしてもらいます。

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は~? 何それ、と思ったこと

2週間くらい前のことです。
あるテレビ局の方から突然電話がありました。
「詩人で20代のキレイな女の人を紹介して欲しい」ということでした。
しかも詩集を出していなくても、賞など獲っていなくても、無名で素人のような人でもまったくかまわない、とにかくTV映りのよい20代のキレイな女性というのです。
「詩人がいなければ短歌や俳句を作っている人でもいいです」と。

「ウチは小説の賞を主催していて、所属しているのはほとんどが小説を書いている者ですが、小説ならダメなのでしょうか?」
と言ったら、
「小説ではなく、詩か短歌か俳句の人。若くてキレイな人。収録が3日後なので急いで探している」
と言うのです。

よく聞けば、深夜番組で、お笑いの人たちが主になってあれやこれや言って面白おかしいカルタを作る(たぶんお正月番組でしょうか、分かりませんが)のだが、あまりにふざけすぎても番組として困るので、ところどころでマシなカルタの言葉を作れるようなキレイな若い女性に出て欲しいから、ということでした。
無名でも何でもいいというのは番組から出るギャラが少ないからなんだろうと思います。

一応、相手(ディレクターなのかADなのか、初めての方で、名前も結局判らずじまい)の携帯電話番号を伺って、明日までに誰か思いついたら連絡すると応えましたが、電話切ってから、だんだん怒りのようなものがわいてきました。

ところで、なぜ詩や俳句や短歌の人が必要で小説を書く人はいらないか、ですがお分かりになりますか?
これ、実は昔から言われていることで、答えは簡単なのです。
詩や俳句や短歌ならば、特に詩はそれで食べていける人はほんとうに限られているので、肩書きはわりと簡単に「詩人」とつけても問題が出ないのですね。
ですから最初は「詩人を」ということでした。
TVで映すとき「詩人俳人歌人」なら無名の新人であっても局として世間に許されるのです。
一応「文芸協会」と名の付くところに所属していたり、その関係者と交流のあるような方は、ド素人というほどでもなくちょっとはマシだろうからということで電話をよこしたんだと思います。
小説を書いている人で「作家」とTVで肩書きを付けられる20代のキレイな人はそうそうおりませんし、いても今回はギャラの問題で無理なのでしょう。

わたし個人はお笑い番組大好きです。
でもしばらく、何がキレイな20代の女性だ、文学なめるな、ふざけるな、と言いたい気分が続きました。
それでもって、哀しいのは、わたし、そういう話でも、世間に出して上げられる誰かいないかと、紹介できるような方を翌日まで一生懸命考えていたことでした。
代表としてのサガですね。

協会としては資金面で、厳しいことが続いております。
代表として、こっちのほうこそ、真剣に資金協力してくださるところを探さなくては…。




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おいしい生活

くいだおれて雪だるまになった私は、ほんの数日ばかりはおとなしく粗食生活をいとなんでおりました。
ところが先週の金曜日、川西市の公民館での講座の帰りに、大丸梅田店の地下がリニューアルオープンしているというので、ちょっと寄ってみたらば「期間限定・北海道物産展」というのを地下の一角でやっていて、そこでべこ餅を見つけてしまったのです。
わお~。
             これがべこ餅。真空パックで売られていた
             べこ餅
これは北海道では5月5日のこどもの日に必ず食べるお餅。柏餅やチマキなど知らないで育った私。「べこ」というのは牛のことです。ホルスタインのように白黒のようになっている餅だという説があるけれど、それも色々他に説もあって、なぜ「べこ餅」なのか、なぜ5月5日に食べるのかは謎。
ちなみに形はこのように葉っぱの形。味は黒い(茶色い)部分は黒砂糖、白い部分は白砂糖で味付けされた餅粉を使って蒸したあっさりしたお餅。

とても懐かしくて、速攻買って、家へ着くやすぐに食べてしまった私。あはは。

で、今日、専門雑誌でコラム「ブレイクタイム」を連載させてもらっているところの出版部長で友人でもあるI上悦子さんと久しぶりにランチをすることに突然決まり、玉造のリールというフレンチレストランでコースを食べ(ひゃ~)そのあと細川ガラシアが亡くなった関ヶ原の戦当時の細川邸跡が近かったので、かつての屋敷跡に建つ聖マリア大聖堂や終焉の場所といわれる所を訪ね、協会の向かいにあるカフェ・ヴィーナーローゼでおいしいコーヒー(パナマ)を飲んで、しばしおしゃべりをいたしました。

そうしたら帰りにI上さんが私になんとシュトーレンをくださった(きゃ~)。
シュトーレンが大好きだと知っていたんでしょうか(そんなはずはない)
姪御さんが作ったシュトーレン。とても豪華な。

       シュトーレン1  シュトーレン2

ありがとうございます。
もう、このままおいしい生活続けます。
くいだおれて雪だるま、このままで、もういいです!



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プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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