食い意地はって風邪を引く

風邪をひきました。
たいしたことではないのですが、暑い時期なのでしんどいです。

ちょうど一週間前に、どうしても「イカの粕漬け」が食べたくて阪急百貨店の催事場でやっていた「よ~いどん! 食覧会」というところへ出かけて、人ごみのなかで感染しました。右の鼻の奥の鼻濁音のときに音が抜ける部分が、あの日、ちくっ、としたのです。
ありゃ、これ、風邪の菌が着いた、と思ったのですが、思ったときには遅くて、金曜日の夜にはしっかり風邪引き状態になりました。

「イカの粕漬け」とは何か、といいますと、獲ったイカをゆでて酒粕にしばらくつけたもので、ほんのり甘くてとても美味しいのです。切って、粕とともに食べる函館の名物です。
しかしデパートの北海道展などには出てこない品で、普通の大阪人は知らない食べ物です。
例えばこの左のイカですイカの粕漬け

それが関西ローカルの「よ~いどん!」という朝のテレビ番組のなかの「お取り寄せオススメの品」コーナーで、以前に北海道出身の俳優・小日向文世さんが彼のオススメとして紹介したことがあるらしくて…、今回、その番組が放送500回記念でデパートとタイアップした催事「食覧会」で、販売されることになったのです。
阪急百貨店のカリスマバイヤー(!)が、番組500回分のオススメの品を試食し、今回の催事で40品を選んで販売するという企画なのですが、真っ先にこれを販売しようと決めたという話でした。
いや~、郷土の誇り! やったぜイカの粕漬け。

それを番組で見た私の鼻は北島三郎のように膨らみました。

もとから大好きな食べ物です。とにかくイカの粕漬けが懐かしくて食べたくて、それ行け、とばかり、実は数日前にも一度、理事会の後で並んで買ったのです。
それでも、今日が最終日という朝に、未練というか、再びどうしても食べたくて、また行ったのでした。

催事場は、テレビの影響でとにかくすごい人ごみ。販売されている物は、どこも並んで、大繁盛。
思ったように進めないくらいです。
あらあら、と思っている時に、鼻濁音の「ぐ」英語で言うとingの「g」と発音するときに息が抜ける部分がちくっとしたのでした(嬉しさで鼻の穴が北島三郎状態でしたからね)。

木曜日に川西市で『大河ドラマ考察「龍馬伝」』というのをやる予定だったのでヤバっと思いましたが、なんとかそれは気合で無事に終り、翌日の理事会も済み、ほっとした夜に鼻の奥から咽喉にかけて真っ赤に腫れ、身体がだる~くなりました。潜伏期間3日間。
(なんというか、見事に勝手な身体です。笑)

ということで、ぼんやり休憩しています。
暑いな~。
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死ぬほど嫌なこと

19日の土曜日に高校の関西同窓会があり出席してきました。
母校は函館市立東高等学校で、数年前にもう一つの北高校と合併して、今は母校の名前が無い(今の名前は私はわからん)のですが、20年近く前、まだ東高校がそのままの名前であったとき、関西でも同窓会を開催しましょうと幹事が呼びかけてくださって(その呼びかけてくれた幹事のI上さんは偶然小学校で隣の席だった!)、懐かしくてそれ以来年に一度の同窓会に顔を出します。
大先輩に混じって、私は若い方???なのです(爆)。
その若い方の私の同期が19日は5人出席しました。
全員でたぶん30人くらいの中の5人ですからスゴイ派閥!

で、その同期の中で、高校2年の時に同級生だったM本さんが話したことに、同じテーブルのみんなが考えさせられました。
というのは彼女の友人が少し前に自殺したのだけれど、定年退職して家にいる旦那さん宛にあった遺書に「貴方の食事を毎日3食ずっとずーっと作るのが私は苦痛でたまりませんでした」と書かれていたというので。
うーん。
定年退職して9ヶ月くらい経ってのことらしいです。
これ、他人事ではありません。
同期の中のD海君は「だけど、尾川さんだって、一人でいても家で3食食べるでしょ?」と言ったもんで、女ども皆んなに「袋」にされました。
何にもわかっとらんのね。

女が家で一人で食べるものと、夫に食べさせるものと、内容が違うんよ。
たった一人でお昼に食べるなら、コーヒーにトースト一枚だけ、とか漬物とご飯だけとか、おかずの残り物がなくとも最悪ふりかけでも卵かけご飯でもいいし。
あ~、そうそ、ご飯にお醤油まぶしたオカカのせて、さらにその上に目玉焼き(卵1個)のせて「目玉焼き丼」なんて味噌汁付きで、ほとんど猫まんまだけど、うま~~って、“笑っていいとも”見ながら一人、あはは、それ私のご馳走のうちです。
ご飯が残ってないときは、小麦粉でテキトーなホットケーキ焼いてみたり、なんでもお腹に入ればいいやというようなもので。
しかし、夫がいるときはハムでも野菜炒め付けたり、豚肉の生姜焼き作ったり、まあ定食屋のメニューみたいなかんじにしてます。

だから、わかりますよ。夫のために3食ずっとずーっと作り続けるのが苦痛というかんじ。
(あ、ウチはよく外食します。週に1回は。毎日居酒屋のように色々料理並べるのはシンドクなるので息抜きに)

あとね、たぶん。これから先は想像です。たとえば、我が家では休みで夫が家にいるときに私がどこかへ行こうとすると、夫はなにげに「で、何時に帰る?」と訊くのね。
近くの図書館とか美容室とか、ほんとにちょっとその辺に出るときでも。そんなに深い意味なく、たぶんなにげに訊くんだと思うのだけど、訊かれた方はプレッシャーになるのです。
約束した時間に帰らなあかんかと、マジで思うのよ。
(うるせ、何時でもええやろ、メシの時間までには間に合うように帰るわ)と言いたい時もあるけど、ま、一時間くらい遅めに予定時間言っておいて、私はそれまで自由だ~とばかり必要もなくウロツイテから帰宅します。そういう小さな事が、束縛されているみたいで、真面目な人ほど精神的な負担になって、鬱になってしまったのでしょうか。

そういえば、7歳年上の友人が話すのには、彼女の夫(定年退職後)は毎日夕方「もうお風呂焚いてもいいやろか」と彼女に訊くというのです。「あかん、と言うわけないやろ、私にいちいち許可を取らんでも、勝手に沸かしたらいいやろ、と毎日イラッとする」と言ってました。
お風呂を焚くといってもボタンを押すだけなんですがね。
これなども「何時に帰る?」と同様で別にそれほど真剣に訊いているのでもないんですよ。たぶん。

あれ、しかし、ちょっと待ってよ。
よく考えたら、ウチでは「風呂に入っていいか?」と訊く。
それは「風呂上りにビール飲むけれどもうメシのしたくはできてるんか?」ということなのよ。
↑の友人の夫の「お風呂焚いてもいいやろか」もそういう意味か?!

なるほど。
かくも毎日そのようなことが夕方5時6時に起こったならば……。特にそれまで相手が遅い帰宅で夕飯も家ではお茶漬けくらいでOKだったというお宅なんかであれば、定年後、いきなり傍にいて、3度3度メシを作らんならんようになるってすごい変化で負担だわ。たまに食べにいこか、ということもなければ「私は飯炊き婆ぁか?」と切れてもおかしくない。
(15年くらい前の暑い夏休みに、夫があまりに「ビール、ビール」と私の顔を見るたび言うので「私は自動販売機ではありません! 冷蔵庫から自分で出して飲んでください」と怒ったことがあったな。
そういうことよ。男どもは自分で動かず自分の前に欲しいものが並べられるもんだと思っているから。それ以来、ウチは休みの日は自分で冷蔵庫から出すけどね。だから喧嘩することも必要なんだよね)

私もあと2年で夫が定年。どないなるんやろ。
夫婦の距離。これからの課題です。

最後に、同窓会は毎回くじ引きでお土産があるのですが、私は今年「はこだてワイン」を貰って、うれしいけれど重い重い。それなのに欠席だった同期の一人が仕事で京都にいるので、同期の二人(家が茨木と京都の二人)は彼女と落ち合うのにこれから京都へ行くというのですよ。誘われたけれど、私は無理。
地下鉄の谷町6丁目の駅上の会館から家までなら40分なのに、京都は2時間、しかもワインが当たった私。そんなものぶら下げて嫌や、行かれへん。せめて梅田というならともかく。

ということで、解散した後、つまらなく一人で上本町近鉄百貨店でちょこっとうろつき、明るいうちに帰宅した私でした。
(遅くなってもいい日だったのに。とほほ)



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びわ豊作☆

我が家の枇杷の実が色づきました。
今年も豊作です!
ほったらかしで、肥料も水やりもまったくしていないのに、この木はたいしたヤツで、毎年実をつけます。
年々上に伸びているので庭から取るより、ベランダから取ったほうが取り易くて、私は朝取りイチゴならぬ「朝取り枇杷」とか言い(笑)夫の朝食のフルーツ用に半分寝ぼけながら、木からもいでいます。

           庭の枇杷の実
       
だいぶ前に買った「茂木びわ」の美味しい実のタネで育ったのです。
この実はだから美味しいのですよ。
そろそろ鳥と競争かな。
ほとんどの実が熟してきました。

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落ちはいらんよ~

週に2回くらいは飲みにいくコーヒーショップ(コーヒー豆を販売している横で販売員がコーヒーを淹れてくれるカウンターだけのお店)に、25歳の新人男性がやってきました。
本格的にコーヒーを淹れるというような経験があまりなかったのか、ベテランさん達にもっか弟子入り修行中。
私が初めて会った3日前は、彼より15歳年長で身長もちょっぴり彼より高い女性のNさんとコンビで、彼女の指導に素直に従っていました。

Nさんは彼に「尾川さんはね、北海道の人なのに、面白いんよ」と私を紹介し、私には「この子、根っからの大阪人なのに、ちっとも面白いこと言われへんねん」とぼやきました。
じつはこれ、大阪での会話でよくあるパターン、です(笑)。

大阪では「面白いこと」を言うことが非常に大切なんですね。
面白くもおかしくもない人は、頭が賢くてもちょっと分が悪い。

大阪では、テッポーで撃つ真似されたら胸を押さえて倒れる真似せなあきません。
ノコギリ渡されたらなんとかノコギリを弓なりに曲げて「お~ま~え~は・あ~ほ~か」と聞こえるように、横山ホットブラザーズみたいにノコギリの腹を叩いて演奏せなあきません。
そういうことを普通にするのが基本で、さらに話にはノリツッコミをし、ネタを盛り上げて、みんなで楽しまなあきません。
そういうことができない人は「すみません、私は面白いことの一つも言われへん人間で」と謝ります。
なんで謝らなあかんのかと、他府県の人間には疑問ですが、大阪ではちょっと「申し訳ない」ことになるようなのです。
というか人と人とのコミニュケーションで商売をしてきた土地柄です。会話を楽しみながらお互いの腹のうちやら財布の中やらを探りあい、納得できるところまで歩み寄り、最後は笑って商談成立、が最高ですからね、普段からそうしたムード作りの面白い会話が重要だったんでしょうね。

さて、新人の話に戻します。
彼は以前に雪祭りの頃に北海道へ行ったことがあるらしく、その時に体験した寒さのことで、私に何かを言おうと話始めたんですね。
そうしたらNさん、すかさず「あんた、その話、落ちはあんの? 落ちは考えてるんやろね」と突っ込みました。
彼の返事が「いえ」。
あははは。
「あかんやないの。話す時には最初からちゃーんと落ちまで考えな」
そうNさんに言われても、へこたれずに笑う新人。
これもまた、大阪の定番の会話とスタイル。
そして結局ボケと突っ込みの漫才のような二人。
このスタイルで、女に機関銃のように突っ込まれ男が応えられずに「あわわわわ」と意味不明に口ごもると「宮川大助・花子」になるんやね。
まあ、プチ大助花子みたいであったよ。
新人君は、修行に耐えてコーヒーもうまく淹れられるようになれること、私は陰ながら応援しましょ。

ところで、肝心なこと「純文学に落ちはいらん」よ。
(おいおいおい、今日の話はそんなところへ落ちをつけるか)
(はい、すみません。ついでに書かせてもらいます)

純文学の小説に落ちはいりません。
上手に落としたつもりでも、無理に落ちをつけても不自然になります。
特に純文学は、着地しなくても、浮いたままで終っていてもいいのです。
きれいに着地すると書いている作者自身は安心するのですが、作品としてはまとまりすぎてつまらなくなったりするのです。
読者の想像をはるかに裏切る終り方をしていたり、結末は作中ではっきりさせずに想像させるだけで切ってもよいのが小説です。
今年度の賞の下読みが始まっています。
良い意味で読者を裏切り、あっと思わせる作品があることを祈ります。
(あ~、う~む、ぐ。う、ぐ)←顔を両手でふさいで悶絶。
(これが大阪で言う定番の落ちや。こういうきれいな着地が小説ではあかんのや、ま、ここは小説ではないけど…)








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チヂミ──マイブーム

応募原稿の受付作業、そろそろ終盤、今日あたりに完了します。
今年度の応募総数は「308」でした。
ご応募くださった皆様、ありがとうございます。

いやはや、現在、我が家のパソコンの周りは応募者の封筒でぐちゃぐちゃ、封筒があたかもじゅうたんのように広がっています。
受け取りハガキを作る作業(結果報告で来年冊子「鐘23号」を送るときにも住所が必要なので、タグシールに印刷できるように住所は一年間のみ登録保管している。昨年度のは削除しています)をしていると、原稿に添付の資料に書かれている住所に郵便番号が書かれていないものがたまにあって、そのような時には、封筒をまた見つけてきて封筒に書いてある郵便番号を登録するのです。冊子の発送はヤマトのメール便でするので郵便番号は重要なのですが、そんなことで、封筒が広がった目も当てられない状態なんです(笑)。

あと、受け取った1000円の郵便小為替に、受取人の欄に「大阪女性文芸協会」とわざわざ指定して書いてくださっているのも今年は多くて(どうしたのかな、郵便局でそうしろといわれたんでしょうか)、それは「大阪女性文芸協会」の名前入りの印がなければお金にできないので、他の理事に換金をお願いできなくて、わ~、たいへん、という状態です。
すみません、このブログ読んだ方、次回のご応募の際には、郵便小為替は無記名で出してください。
よろしくお願いいたします。

という、受付作業でてんてこまいの時期でしたので、この頃料理は手抜きでした。
2週間前に、趣味で畑を作っている友人が、うちの夫が釣ってくる魚と物々交換のように「ニラ」をたくさんくださいました。
土が付いていたり、黄色くなっているものやら、混じっていて、掃除がたいへんなのですが、香がすばらしく良いので、毎年いただくのが楽しみな「ニラ」です。
たくさんいただいたので、チヂミを作って食べたらこれが最高においしい!

そこで、我が家は、またまた以前の「おでん屋か」状態で、チヂミを食べ続けております。
友人のニラを食べきった後も、ニラが旬なのか「2束で88円」とか「1束58円」とかなので、取りあえずスーパーで安いニラがあったらカゴに入れて、卵とじにすることもあるのですが、ほとんど2日に1回はチヂミになってます。

半年前に、うちの理事で、以前韓国に留学経験のある作家のN良美那さんからジャガイモをすりおろして作るチヂミの作り方を教えてもらって、なんどかやってメチャクチャ美味しかったのですが、今回のマイブームの火付け役は「チヂミの粉」です。
できている粉を使ったら、ニラと豚肉と卵さえあったら、10分でできちゃう手軽さ!

我が家は毎日居酒屋メニューのように、飲むための料理がチマチマ並ぶ家で、夕飯には夫は白いご飯を食べないので、お腹にたまる〆の料理が必要なのですが、ここのところ、チヂミ様のおかげでお腹も満足。
ということで、受付作業大忙しの中、たいへんたすかりました。
ニラのおかげか、私も元気モリモリです。

さて、今週中には、受付ハガキが応募者全員に行き渡るかと思います。
私どもはこれから下読み(応募作の選考作業)に入ります。
がんばらねば!

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プロフィール

尾川裕子

Author:尾川裕子
大阪女性文芸協会代表
日本文藝家協会会員

「晴れたらいいね」というタイトルは、「毎日が明るい日であればいいね」と思う気持ちと主催している文学賞の応募者に「あなたの作品が受賞できたらいいね」という思いを重ねたものです。

応募希望者は「応募希望者へ」と「大阪女性文芸賞」のカテゴリをごらんください。

おしゃべりと食べることお酒を飲むことが大好きです。
文学だけでなく歴史オタクでもあります。
どうぞよろしく。

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